投資を続けていると、**「結局いくら利益が出ているのか」**が意外と分かりづらいものです。
特に楽天証券では、NISA口座・特定口座・海外先物・貸株など複数のメニューで利益が分かれて表示されるため、合計額を把握するのに時間がかかります。
私自身、年度中に利益を確認したいときに迷うことが多く、備忘録として記事にまとめることにしました。
「確定申告サポート」メニューの活用
楽天証券のWebサイトには、**「確定申告サポート」**という損益確認に便利なページがあります。
このメニューを使うと、税引き後の実現損益が簡単に分かります。
ただし、口座の種類ごとに確認するメニューが異なる点に注意が必要です。
以下は確定申告サポート画面の抜粋です。私の場合は、以下の3つのリンクからトータルの利益を確認することができます。
・NISA口座:「実現損益」
・特定口座(源泉徴収あり):「特定口座損益(譲渡益税)」※配当・分配金・利金の確認も可能
・雑所得(海外先物、貸株):「年間損益計算(一般口座・その他)」

NISA口座
- メニュー:「実現損益」
- 売却益や分配金が表示されます。
- NISA口座は非課税のため、税引き額は0円で表示されるのが特徴です。
以下がNISA口座での実現損益になります。

先日、以下で記事にしましたが、今年度は現時点で、+105,710円を利益確定しています。
特定口座(源泉徴収あり)
- メニュー:「特定口座損益(譲渡益税)」
- 株式・投資信託の売却益、配当金、分配金、利金が確認可能。
- 手数料も含めた税引き後の金額が表示されるので、実質の手取りが分かります。
以下が実際の画面で、
総額:1,836,157円-源泉徴収税額:373,010円=1,463,147円
が現時点での税引き後の実現損益です。

なお以下の記事で紹介した信用取引での配当落調整金は上記”譲渡損益額合計”に含まれるようです。
雑所得(海外先物・貸株)
- メニュー:「年間損益計算(一般口座・その他)」
- 海外先物や貸株金利など、雑所得に区分される利益が確認できます。
以下の画面内の項目で確認ができます。私は現物保有株を貸株しているので、その貸株料を雑所得として得ています。

合計利益の把握方法
3つのメニューで表示される利益を合算することで、全体の投資成果が見える化されます。
以下がそれぞれの合算です。
NISA口座:105,710円+特定口座(源泉徴収あり):1,463,147円+雑所得:3,362円
=+1,572,219円
上記が楽天証券における現時点での総利益になります。
まとめ
楽天証券では、**「確定申告サポート」**を軸に口座別の損益を確認することで、総投資成果を把握することができます。
この記事が、損益の可視化に悩む方の参考になれば幸いです。
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